車の安全性能は義務化せよ

改元のあった10連休も終盤となった。
このGWも、近年ニュースなどで話題となっているあの社会問題が世間に暗い陰を落とした。
そう、高齢者が加害者となる交通事故である。
一昔前まで、高齢者は交通事故の被害者になることが多いものと思っていたが近頃ではそうではない。
痛ましいのは、その被害者に幼い子供や若者といった、将来の日本を支えていく若者が含まれることだ。
また、こういった事故を起こした高齢者の多くが「ブレーキがきかなくなった」とか「アクセルが戻らなかった」と供述しているという報道も目にする。無論、その後の捜査で車の故障が明らかになるケースは報道されていない。
一方、車の交通事故に備える安全性能の向上は目覚ましいようである。歩行者などとの衝突をブレーキで回避したり、高速道路で車間と車線を維持したりと、素人目には自動運転が目前のように感じる。
強く願う。このような先進技術を義務づけよう。こういった技術開発を国は援助しよう。車にはライトもウインカーもシートベルトも義務づけられている。高齢者の免許返納は、地域性や生活背景によって一様には困難な場合もあろう。免許更新時の講習も試験でないなら意味がない。
なんとか交通事故が減らせられるように日本の叡智を結集させ、その技術を義務化してほしい。